名城病院は、東京の虎の門病院や大阪の大手前病院と同じく、国家公務員共済組合連合会が運営する33病院のひとつです。昭和37年に設立されて以降、国家公務員以外の方にも広く開かれた病院として発展してきました。現在の来院者の多くは地域のみなさまであり、その約半数が名古屋市中区、西区、北区、東区にお住まいの方々です。

本院は名古屋市都心部の中核病院として15の診療科を有し、専門医たちによる高度な医療を提供しています。整形外科には「脊椎・脊髄センター」を設置。側弯症のベプター手術を行う国内有数の治療拠点として、全国から訪れる患者さんの治療に当たっています。また、開院当初より幅広い心臓疾患に対応するために開設された「循環器センター」や、名古屋大学医学部附属病院から専門医を迎える「消化器内科」など、内科・外科チームの連携による専門的な治療も実施しています。

今後は国の施策でもある在宅医療の推進に向け、患者さんとご家族の退院後の暮らしを見据えた支援をさらに強化していく方針です。地域の医療機関や関係機関のみなさんとのネットワークづくりをはじめ、互いに情報を共有しながら、患者さんお一人おひとりの安心と生活を支える医療機関を目指していきます。