地域包括ケア病棟のご案内

地域包括ケア病棟とは?

急性期での治療が終了し、病状が安定すると退院となります。しかし、自宅や施設に帰ることに不安があり、もう少し入院を継続して医療管理や看護、リハビリをすることで状態が少しでも改善して、安心してご自宅や施設へ戻れるよう支援するのが、「地域包括ケア病棟」です。
住み慣れた場所で、安心して暮らせるよう「つなぐ」病棟です。

地域包括ケア病棟をご利用いただける方は?

  • 高度な医療を提供する病院や病棟での急性期の治療を終えた方
    ・もう少し経過観察してから帰りたい
    ・リハビリをしてもう少し動けるようになりたい
    ・介護保険の申請や、見直しをして調整してから帰りたい
  • レスパイト入院:一時的な入院対応(1週間以内)
    ・家で介護しているけれど、少し休息が欲しい。でも医療処置があるから、 ショートステイは対応が困難

入院期間について

入院期間は状態に応じ調整しますが、地域包括ケア病棟へ入棟後、当院は概ね30日位としております。
※入棟時に、多職種(医師、看護師、介護福祉士、リハビリスタッフ、ソーシャルワーカー)のチームで検討し、入院期間をご説明します。その入院期間を想定し、退院に向けたご準備をお願いします。
※法令により、最長60日と決められています。

入院から退院までのイメージ

当病棟の特色

入院中の生活そのものがリハビリです

看護師、介護福祉士とリハビリスタッフが連携し、病棟での生活すべてがリハビリになるよう、お一人おひとりの状態に合わせたリハビリを行います。

その人らしさを大切にします

デイケアを開催しています。その方が持っておられる機能を引き出し、生きがいを感じていただけるよう日常的に取り入れています。ご高齢の方のご利用が6割を占めている中、認知症の方の割合も高くなっています。お一人おひとりの状態に合わせた対応により、落ち着いて過ごしていただけます。

地域との連携を大切にしています

患者さんが住み慣れた場所で安心して生活を継続していただけるよう、地域の支援者と密に連携をとっています。
入棟直後から、地域の支援者の方と連絡・相談をし、その方のご希望に添えるよう努力しています。

診療所・施設・病院など医療関係者の方へ

患者さんの転院・入院をご希望の際は、下記へご連絡ください。

転院をご検討される場合

※当院、医療福祉相談室へお電話でご連絡ください。
※初めてご連絡いただく病院・施設の方もどうぞご遠慮なくお問い合わせください。
転院をご検討される場合

レスパイト入院をご希望される場合

当院、病診連携室へお電話でご連絡ください。
レイパスト入院をご希望される場合